セキュリティエンジニアの仕事は多岐にわたっています。そして活躍の幅が広がるに伴い、多くのスキルが必要になります。
もちろん仕事の工程全てを担う場合もありますが、一部分を専門的に担う分業制の企業も多いです。そのため、どこで働くかで、セキュリティエンジニアに求められるスキルは変わってきます。

一般的には、セキュリティエンジニアにはサーバーやOS、ネットワーク、アプリケーションなど、セキュリティに関するスキルが求められています。また、運用・保守の段階では、常に安心な環境をキープできるようにシステムをアップデートし、何かトラブルが起こった際には臨機応変に対応しなければならないため、対応力も必要です。
仕事を進めていく上では、個人情報保護法をはじめとする法律やITの制度に関する知識、暗号化や規格に関する知識なども求められます。

なお、セキュリティエンジニアは、パソコンを前にひたすら作業をしているわけではありません。クライアントや社内のスタッフを相手にプレゼンしたり、打合せしたりといった機会も多いので、プレゼン力やコミュニケーション能力も大事です。

急速にIT化が進む社会では、新たなウイルスが次々と誕生することでサーバー攻撃が増加しており、それらに対抗するための法改正も目まぐるしく実施されています。そのためセキュリティエンジニアには、それらの膨大な情報を収集し続ける能力や、新しいものを吸収し続ける能力も必要です。