IT化が進む中、その安全を守るセキュリティエンジニアはなくてはならない存在であり、その需要は高まっています。

セキュリティエンジニアが行う仕事は広範囲にわたっているため、幅広い専門知識が求められます。また、セキュリティ技術の専門分野だけでなく、法律関係などの知識が求められることもあります。打合せなどもあるため、コミュニケーション能力も求められる仕事です。

セキュリティエンジニアは、まずクライアントに合った最適なセキュリティシステムの企画や提案を行います。セキュリティ面での問題点を見つけ出し、必要なものを見定めなければなりません。

次に、クライアントから得た情報を元に、セキュリティシステムの設計を行っていきます。単にシステムを構築するだけでなく、クライアントの運用形態やネットワーク構成などの把握も必要になってくるため、幅広い知識が求められます。
その設計を元に、システム実装に入ります。これが、いわゆるプログラミングと呼ばれる作業です。

次に、プログラミングされたシステムに対しテストを行います。
この段階では、脆弱性診断と呼ばれるセキュリティ検査を行っていきます。システム上脆弱な部分がないか念入りに確認し、それに対する対策を行っていく、非常に大切な仕事です。

テストが無事に終わりセキュリティシステムがいよいよ完成したら、今度は運用・保守を行います。必要であればアップデートを行ったりトラブルが起こった際に対応したりして、クライアントの安心・安全を守ります。